Frans%20Hals1



フランス・ハルス

17世紀のオランダの画家。

ハルスは、オランダ絵画の黄金時代を代表する画家の1人で、レンブラントよりはやや年長ながら、ほぼ同時代に活躍している。

オランダのハールレムで活躍し、作品にはハールレムの住人を描いた肖像画が多い。

人々の生き生きとした表情を捉える描写力は卓越している。代表作の「陽気な酒飲み」は、モデルの人柄まで伝わってくるような名作である。

ハールレムの名士を描いた集団肖像画も多い。

ハルスの作品のほとんどは散逸しており、もともとどれくらいの作品が描かれたかも分っていない。

シーモア・スリーブ (Seymour Slive) によって1970年から1974年に編纂された現在最も信頼されているカタログによると、222枚の作品がハルスの作とされる。もう一人のハルスの権威であるクラウス・グリム (Claus Grimm) の 'Frans Hals. Das Gesamtwerk' (1989年) によると、この数はもっと少なく145作品となる。

ハルスが風景画、静物画、または物語を題材にした絵画を描いたかどうか正確には知られていないが、おそらく描いてはいないと思われる。

17世紀オランダの多くの画家は、専門性を持っていた。

ハルスもまた、純粋に一つの画風にのみ注力した。

個人の肖像画から、2つのペンダントをお互いにかけ合う結婚したカップルや、ライフル協会の5つの連作、理事と理事婦人の肖像画 (3作品) などの人物の風景など、彼はひたすらに人を描いた。

一般的にこれらの肖像画は、作家、市長、聖職者、貿易商人、知事など中流から上流階級の人々からの注文で描かれている。

たとえば、自身のグループの肖像画を発注した、少なくとも将校か下士官と思われるライフル銃兵達もまた、いくらか上流で裕福な階級の出身である。

ハルスはまたしばしば風俗画も描いた。浜辺の漁師の子供や、八百屋の女、ハールレムの農夫、Malle Babbe (ハールレムの魔女) など、卓越したセンスで描かれた作品が残っている。

これらもまた肖像画とも言えるだろうが、より「日常の瞬間」を切り取った点が特徴である。