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ミケランジェロ・ブオナローティ

イタリアルネサンス期の彫刻家、画家、建築家、詩人。

名前はミカエル(Michael)と天使(angelo)を併せたもの。

 西洋で最も巨大な絵画の一つとも言われるバチカンのシスティーナ礼拝堂の天井フレスコ画や『最後の審判』、パオリーナ礼拝堂にある『聖ペテロの磔刑』、『パウロの改宗』を描いたことでよく知られている。

もともとは彫刻家であり、『ピエタ』や『ダビデ像』等の傑作のほかにも『バッカス』、『モーセ』、『ラケル』、『レア』などが有名である。

バチカンの『サン・ピエトロ大聖堂』の設計者でもある。

レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロとともにルネサンスの三大巨匠と呼ばれる。

ミケランジェロは長命であり、作品も盛期ルネサンスの時代から、マニエリスムの時代への移り変わりを示している。

また躍動的な表現は、次のバロックの時代を準備したといわれる。

 幼少の頃から絵画や彫刻に興味を示し、父親の希望に添わず1488年、13歳でドメニコ・ギルランダイオに弟子入りした。

ドメニコは彼の才能に感心し、フィレンツェの支配者だったロレンツォ・デ・メディチに紹介した。

ロレンツォはミケランジェロを自宅に引き取り学ばせた。

その間にプラトン・アカデミーに集まる人文主義者たちやベルトルド・ディ・ジョバンニなど多くの突出した人々と出会い、芸術に関する着想を広げ、大きな影響を受けた。

それだけではなく性に対する感情についても同様に影響を受けた。

ミケランジェロはこの時期に『ケンタウロスの戦い』『階段の聖母』の二つの浮き彫りを制作している。